こんにちは、すっちー(@succhi104)です。
あなたは『線は、僕を描く』という小説をご存知ですか?
第59回メフィスト賞を受賞、2020年本屋大賞ノミネート作品にもあがり一躍話題作です。
「水墨画 × 青春小説」 という作風に特徴があり、目新しい青春小説だなと読んでいても感じられました。
この記事では、そんな『線は、僕を描く』の書評をします。
- どんな作品なのか気になるよ
- 他の人の感想が知りたい
なんて人はぜひ読んでみてくださいね。
Contents
『線は、僕を描く』あらすじ・概要
両親を交通事故で失い、喪失感の中にあった大学生の青山霜介は、アルバイト先の展覧会場で水墨画の巨匠・篠田湖山と出会う。なぜか湖山に気に入られ、その場で内弟子にされてしまう霜介。それに反発した湖山の孫・千瑛は、翌年の「湖山賞」をかけて霜介と勝負すると宣言する。
水墨画とは、筆先から生みだされる「線」の芸術。
描くのは「命」。
はじめての水墨画に戸惑いながらも魅了されていく霜介は、線を描くことで次第に恢復していく。
『線は、僕を描く』は、2019年6月に出版された小説です。
マンガ化もされており、人気が伺える作品なのがわかりますよね!
心にポッカリ穴が空いてしまった主人公と、水墨画との向き合い方に注目です。
『線は、僕を描く』はKindle本・Audible本があります!
『線は、僕を描く』は、Kindle本・Audible本が出版されています。
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すっちー


『線は、僕を描く』感想・書評
では、『線は、僕を描く』を読んだ感想を綴りたいと思います。
感想は、大きく分けて以下の3つです。
- 水墨画との出会い、繊細な描画が美しい
- 時間を重ねる毎に知る千瑛のこと、自分のこと
- 水墨画たちの思い、信念が熱い
ひとつずつ、感想をまとめていきますね。
水墨画との出会い、繊細な描画が美しい
主人公と水墨画との出会いはまさに「偶然 」「運命」といえるもの。
展示会の準備に参加していた主人公は、その展示会で水墨画の巨匠・篠田湖山と出会います。
水墨画を見る「目」を評価され、湖山先生の弟子になった主人公は水墨画をイチから学びます。
主人公の観察眼は読み手にも「すごいな」と思わせるものがあります。
細かい手の動きや描き手ごとの特徴などを、こと細かく捉えているのです。
そんな、主人公の「目」を切り取った描写はとても美しいものになっています。
水墨画ならではの繊細さや力強さを感じられる、そんな描写を楽しめるのが本書の特徴と言えますね。
時間を重ねる毎に知る千瑛のこと、自分のこと
水墨画と出会った主人公は、湖山先生の孫にあたる千瑛と来年の湖山賞をかけて勝負をすることになります。
この千瑛という女性、登場した段階ではツンデレ?気の強い女性という印象が強いのですが、読み進めるにつれて人物像が深まります。
祖父でもあり先生でもある湖山先生に「認められたい」という思いと、自分なりの絵に対する思いや技術で悩む彼女にとって、主人公との出会いはひとつのきっかけになりました。
主人公が水墨画と向き合い、千瑛の絵や人柄に触れるにつれて「自分」について知っていく過程は、『線は、僕を描く』で絶対に見落とせない変化です。
本書の最後で、主人公や千瑛がどのように変化、成長を遂げるのかをぜひ楽しんで欲しいですね。
水墨画たちの思い、信念が熱い
水墨画に限らずですが、何かを真剣に取り組んでる人の信念や情熱は見ている人にも力を与えますよね。
千瑛や斎藤さん、西濱さんといった水墨画家たちそれぞれが大切にしているものや、目指している世界観は個性と情熱に溢れています。
どれが正しいとかそんな世界はなく、ただひたむきに水墨画に向き合う姿を楽しむ。
そんな作品をあなたは読んだことがありますか?
『線は、僕を描く』がオススメな人
『線は、僕を描く』はこんな方にオススメの小説です。
- 青春小説が読みたい
- 話題作に興味がある!
- グッとくる作品に出会いたい
- 水墨画、アートが好き
読書好きはもちろん、水墨画や美術・アートが好きな人にもきっとハマる作品だと感じました。
また、メフィスト賞・本屋大賞ノミネートなど、名だたる本の賞にも上がっている作品です。
話題作が好きな人も必見 の一冊になっています。
おわりに:『線は、僕を描く』の感想・書評まとめ
砥上 裕將さんの著書『線は、僕を描く』の紹介、読んだ感想をまとめました。
少しでも本書に興味を持っていただけたら嬉しいです。
さまざまな場所で注目を集めている本書、まだ読んだことがない人は必見の1冊です!
ぜひ、この記事を読んで少しでも興味をもっていただけたら、『線は、僕を描く』をチェックしてみてくださいね。
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すっちー