この記事では、DaiGoさんの著書『人間関係をリセットして自由になる心理学』の紹介、読んだ感想をまとめています。
こんにちは、すっちー(@succhi104)です。
今回はDaiGoさんの『人間関係をリセットして自由になる心理学』を読み終えたので、感想や概要を紹介していきたいと思います!
- 人間関係で悩んでいることがある
- 友達が多すぎて困っている
- 逆に少なすぎて困っている
- 本当に必要な友達はどんな人なのか知りたい
本書は、人間関係で悩んでいる人に向けて「解決」ではなく「本当に必要な付き合い」なのかを考えさせてくれます。
あなたが悩んでいる人間関係は、もしかしたらどうにかする必要はないかもしれない、そんな新しい発見があること間違いなしです。
Contents
『人間関係をリセットして自由になる心理学
』の概要
『人間関係をリセットして自由になる心理学』は2018年9月に出版された比較的新しい書籍です。
ページ数は219pとビジネス書としては分量が少な目で、読みやすい一冊でした。
本のサイズは文庫本よりは大きいけど、単行本(一般的なビジネス書のサイズ)よりかは小さいサイズで持ち運びしやすいです。
構成は全5章で、それぞれの章では以下の内容が書かれています。
まず、第1章では、めんどうな人、やっかいな人に振り回される人、振り回されない人の本質的な違いについて説明します。ここで、本書のテーマである「自分で人間関係を選べるようになること」の重要性を理解してもらいます。
第2章では、少し角度を変えて、人間関係を改善することの想像以上のメリットを紹介します。人間関係を変えるモチベーションを高められるはずです。
第3章からは、いよいよ「いかにして人間関係を変えるか」を説明していきます。まずこの章では、土台となるメンタルのつくり方を紹介します。
第4章。具体的に、人間関係を広げていく方法を説明します。「自分は内向的だから友達ができない」「コミュ力が低いから人づき合いが苦手」といったありがちな思い込みも、ここで粉砕しましょう。
第5章では、やっかいな人間関係をうまく「処分」する方法を紹介します。「対処」するのではありません。カットして「処分」するのです。
最後の第6章では、目指すべき理想の人間関係ーー「あなたを幸せにする30人」について説明します。ゴールのイメージを描くことで、本書で学んだノウハウをどのように活用していくべきかがより明確になるはずです。(p.5-6)
かなり体系的に人間関係の作り方が学べるようになっていますよね!
本格的に人間関係を変えていく方法は第3章からです、友達が少ない人は第4章の内容をよく読むのがオススメ!
世の中には様々な人づきあいについての本がありますが、私は本書を読んでからは「もうこの本だけあればOK」だと感じましたね。
単行本もKindleも1,000円(税抜き)なので、お好きなタイプで読んでみるといいかなと思います。
すっちー
『人間関係をリセットして自由になる心理学』の魅力
次に、『人間関係をリセットして自由になる心理学』から良い人間関係を作る方法をいくつか紹介していきたいと思います。
- レジリエンスを育てる
- 共感能力を高める
- サティスファイサー戦略をとる
すっちー
1.レジリエンスを育てる
『人間関係をリセットして自由になる心理学』では、人間関係においても「体力(レジリエンス)」が必要であると説いています。
レジリエンスという言葉はもともと物理学で使われる用語ですが、心理学でいうレジリエンスは”ストレスによって傷ついたメンタルを自ら回復させる力”のことを言います。
人間関係を自分で選べるメンタルを作るには、このレジリエンスを育てることが大切なんです。
すっちー
レジリエンスは、週2回のウォーキングや犬を飼うことで向上することがわかっています。
意外にもメンタルの体力もウォーキング(運動)で身につくんですね!
ちなみに犬を飼うことは「孤独感を補ってくれる」ことと「ウォーキング(運動)をする習慣がつく」という理由で挙げられています。
2.共感能力を高める
良い人間関係を作る上でレジリエンスを高めるだけではなく、共感能力を高めることも重要です。
「共感能力を高めると相手の感情に引きずられてしまうのでは?」と思う人もいるかと思います。
確かに共感能力だけを高めてしまうと相手の感情に移入しやすくなり自分もストレスを受けることになってしまいますが、レジリエンスを鍛えておくことで人間関係の判断力が高まります。
すっちー
3.サティスファイサー戦略をとる
人間関係において「マキシマイザー戦略」と「サティスファイサー戦略」の2種類があることはご存知でしょうか?
簡単に説明をすると、最高の友人を探す方法がマキシマイザー戦略、友人ともっといい時間を過ごすための方法を探すのがサティスファイサー戦略です。
- マキシマイザー戦略:理想を追い求める
- サティスファイサー戦略:現状を改革する
といった感じですね。
友人との付き合いにおいては、マキシマイザー戦略よりもサティスファイサー戦略の方が幸福度が高いという結果になっています。
なぜサティスファイサー戦略の方が幸福度が高いのかというのを説明していきますね。
より良い友人を求めてしまうと、今現在付き合っている友人は「あまり良くない友人」「満足できない友人」ということになってしまいます。
また、理想の友人と現実の友人を比較することで「いまいちな人たちと付き合っているみじめな自分」という自己イメージができあがってしまうんですね。
「みじめ」とまでは思わなくても「もっといい友人がいるはずなのに…」と不満足に思いながら生活していては精神衛生上良くないですよね。
一方で、サティスファイサー戦略は「彼には部分的には好きだけど好きになれない部分もある」というのを認めて付き合っていきます。
現実の友人はそういう人が多いでしょう。
その人たちと過ごす時間を楽しめるように過ごす方が、理想を求めるよりも簡単かつ幸福度が高くなるんですね。
これから起こす行動としては、「嫌な人たちと過ごす時間を減らして、楽しく過ごせる相手との時間を増やす」のがベストになります。
おわりに:人間関係のストレスは、勉強して改善していこう!
DaiGoさんの著書『人間関係をリセットして自由になる心理学』の紹介、読んだ感想をまとめていきました。
少しでも参考になる部分があれば嬉しいです!
人間関係は死ぬまで付き合っていく悩みになり得ると思いますが、本書を読んで人間関係について改めて考える機会ができました。
そもそも、「今何とかしようとしている人間関係」が本当に必要なのかを考えられるのはいいことなんじゃないかなと思いましたね!
直す意味がない人間関係をどうにかしても無意味になりかねませんからね!
人間関係で悩んでいる方には、間違いなく助けになる一冊であると断言します!
今回紹介した本はこちら↓
すっちー