この記事では、『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』という著書を紹介します。
タイトルを読んだだけでどんな内容が書かれているのか気になってしまう一冊。
人生は運でもなく、実力でもなく、「勘違いさせる力」で決まっているんだとか。
人を欺くってことかな?
なんだかいい気がしないな…
本書を読む前は私はそう思っていました。
しかし読み進めていくうちに「勘違いさせる力」で錯覚資産が産まれ、人生がうまく回っていくことを学びました。
簡単には身につかないかもしれないけど、身につけたら強力な武器になる!
私たちの脳では無意識に意識を書き換えられている!?
みなさん、イケメンで清潔な身なりの男性と、そうでない男性がいたとしたらどちらの方が誠実そうに見えるでしょうか?
逆にとても可愛くて清楚な女性と、そうでない女性がいたらどちらの方が好印象でしょうか?
そりゃイケメンで身なりもしっかりしてたら、イケメンの男性の方がいいですよね…?
見た目が与える印象については数多くの研究がされており、たとえば面接でも「仕事で必要な資格よりも、身だしなみのよさの方が採用決定に大きな影響を与えていた」という結果が出ています。
しかしこの結果、おもしいことに面接官自身は「外見はほとんど採用決定には影響しなかった」と考えていたんです!
この現象を、『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』では以下の図で表しています。
実際のスペックは図の左側であるのに、私たちは自然と図の右側のように「イケメンだから性格もよくて仕事もできる」と思ってしまうんです。
ここで重要なのが、「イケメンだから採用したわけではない」と言う人はウソつきでもバカでもないということ。
私たちの「意識」は確かに見た目ではなく、性格や能力も考慮して決めた。
しかし私たちの「無意識」が私たちの知らないところで相手の評価を書き換えてしまっているんです!
あなたにも身に覚えがあるんじゃないでしょうか?
「勘違いさせる力」とは?
私たちは無意識のうちに意識を書き換えてしまうということがわかりました。
この事実のおかげで、「人々が自分に対して持っている、自分に都合のいい思考の錯覚」は一種の資産として機能します。
本書ではこれを「錯覚資産」と言っています。
この錯覚資産を増やすことがポイントになるんですね!
この錯覚資産の存在を知り、得ることで以下のメリットが生まれます。
・錯覚資産に引っかからない!
・錯覚資産によって実力以上のポジションが手に入る!
・錯覚資産によってよりよい環境が手に入る!
「錯覚資産によってよい環境が手に入り、よい環境によって実力が育ち、実力があるからそれが成果を生み、その成果を利用してさらに錯覚資産を手に入れる」というループが回ることで、錯覚資産と実力が雪だるま式に増えていくという構造があるのだ。(p.25)
以上より、本書は「錯覚資産を手に入れることで人生がうまくいく」と定義しているわけですね!
確かに錯覚資産があった方が人生うまく回りそうだな…!
おわりに:運と実力以外で人生を変えてみませんか?
『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』について紹介していきました!
本書には上記の項目以外にも、
・優秀な人間が運に左右されずに成功する理由
・成果主義という名のインチキゲームの裏をかいて勝つ方法
・幸運を引き当てる確率を飛躍的に高くする方法
など、興味を惹かれる内容がぎっしり詰まっています!
今まで実力ばかりを伸ばそうと努力していた、運があれば人生うまくいくと思っていた、なーんて人は一読してみると新しい気づきがあると思いますよ。
今のあなたよりももっと効率よく、自分の実力が伸ばせますように!
今回紹介した本はこちら↓
最後まで読んでいただきありがとうございました!