この記事では、アウトプットの基礎知識から方法までが体系的に学べる『アウトプット大全』という著書について紹介をします。
この記事を読もうとしているあなたは、仕事や勉強の成果をもっと出したい、自分の意見をうまく伝えたいと思っていのではないでしょうか?
実はたくさん本を読んだり、セミナーなどを受講して「インプット」をしても、「アウトプット」の方法が間違っているとなかなか成長につながらないんです!
小・中学生の頃はインプットだけでも内容を記憶できたかもしれませんが、20歳を超えると残念ながら知識の吸収力が衰えてきます。
そのためアウトプット中心の学びに切り替えないと、記憶に残らない上に経験値として知識が積み上がらないんですね。
そんなアウトプットの学びに切り替えるための方法がつまっているのが、『アウトプット大全』なんです!
アウトプットってこんなにやり方があるのか!って非常に参考になりました!
本書はアウトプット方法はもちろん、アウトプットするメリットや定義まで丁寧に解説されているのでまるでアウトプットの教科書と言っても過言ではありません。
正しいアウトプットの方法を知ることで、あなたの学びの効率が上がります。
Contents
自己成長はアウトプットの量に比例する
あなたは「月3冊読書をする人 」と「月10冊読書をする人」では、どちらがより成長すると思いますか?
たくさん本を読んだ方が知識がいっぱい身につくと思うかもしれませんが、実はそれ間違いなんです!
インプットの量と自己成長の量は比例しておらず、重要なのはアウトプットの量と言われています。
月に3冊読もうが10冊読もうが、アウトプットをしなければ変化が少ないんです。
最近読んだ1冊について5分で説明できますか?できれば知識が定着している証拠です!
あなたは本を読んだ後にアウトプットしていますか?本の内容を説明できますか?
もしアウトプットできていないなと思ったら本書を一読してみるといいと思いますよ!
インプットとアウトプットの黄金比は3対7
あなたはインプットとアウトプットをどのくらいの比率で行なっているでしょうか?
大学生の一般的な勉強時間のうち、インプット(教科書を読む)とアウトプット(問題を解く)の時間配分は7対3と言われています。
これはインプットの時間が多い、インプット中心の勉強法ですね。
しかし前項でもお話ししたように、重要なのはアウトプットの量なんです。
コロンビア大学の実験によると、学習の効率的なインプットとアウトプットの割合は3対7であるという結果が出ています。
つまり、教科書をじっくり読むよりも問題をどんどん解いていった方が効率的に覚えていけるんです!
教科書を読む時間よりも問題を解く時間が少ないと感じている人は、解く時間を増やしてみるといいかもしれません!
アウトプットをしても成長しないのはフィードバックができていないから!
ここまでの内容で、アウトプットの量を増やすことによって成長が加速するこということがわかりました。
しかし、インプットもアウトプットもしているけど成長しないという人もいます。
インプットもアウトプットもしているけど成長しない人はフィードバックがきちんとできていないと著者は言います。
フィードバックとは、アウトプットによって得られた結果を考慮し次のインプットに修正を加える作業です。
見直し、反省、改善、方向修正、微調整、原因究明などがフィードバックとなります。
アウトプットをしてフィードバックをしないのは、トイレに行って水を流さないようなものと著者はおっしゃっています(笑)
せっかくアウトプットをしても、やりっぱなしでは成長につながらないんです。
間違った方法でインプットやアウトプットをしないためにフィードバックがあるんですね!
そんなフィードバックですが、自分では何を反省して、何を次の行動につなげていくか考えるのって難しいと思います。
「それがわからないからうまくいかないんだよ!」って思う人もいるのではないでしょうか?
本書では、効率的なフィードバックを行う方法が4つ紹介されていました。
フィードバック法①:短所克服と長所克服
人が成長する方法に「短所克服」と「長所克服」の2つがあります。
短所克服は理解できない点、苦手な問題を解決していく方法です。
長所克服は理解できた点からさらに難しい問題に取り組む、おもしろかった点を実行してみるなどさらに自分を伸ばしていく方法です。
勉強が苦手な人はまず長所克服を優先して自信をつける、大きな結果を出したい人は短所克服をすることがオススメ!
自分に合う方法でアウトプットに取り組みましょう。
フィードバック法②:広げると深める
学びを深めていく方向性には「広げる」と「深める」の2種類があります。
はじめは浅く広く「広げる」勉強を行なっていきます、そこで興味関心のあるものが見つかれば「深める」勉強をすべきです。
たとえば、読書術に関する本を読んだとして「他の人の読書術についても興味が湧いた」のであれば広げる方向性、「この人の学習法について知りたい」のであれば深める方向に学ぶといった感じです。
自分は知識を「広げたい」のか「深めたい」のか、この2つのベクトルを意識するだけで次に何をすべきなのか見えてきます。
フィードバック法③:「なぜ?」を解決する
インプットとアウトプットをこなしていく中で「なぜだろう?」という疑問が生まれてくるかと思います。
この「なぜ?」は絶対に放置してはいけません!
なぜなら、その疑問を解決して乗り越えることで成長するから。
疑問があったらネットで調べてみる、人に聞いてみる、本を読んでみる。
疑問は放置しないで今すぐ解決するクセをつけましょう。
フィードバック法④:人に教えてもらう
最も効率的なフィードバックの方法は、人からアドバイスをもらうこと。
先生や教師、先輩、上司など自分よりも知識や経験が多い人からアウトプットに対して適切なアドバイスをもらうと、欠点の修正ができて飛躍的に成長するきっかけになります!
日頃からフィードバックをもらえる人を作っておくことも大切なんですね。
疑問は放置せずにあらゆる手段を使って解決することが大切!
おわりに:この1冊でアウトプットにもう困らない!
『アウトプット大全』を紹介していきました。
インプットよりもアウトプットの方が重要であることがわかったかと思います。
本書にはこの記事で紹介した内容以外にも、アウトプットの具体的な方法である書くこと、プレゼンすること、質問することなどのやり方が全部で80項目も載っています!
内容にかなりボリュームがありますので、お値段以上の価値があると私は感じました!
この本1冊あれば、アウトプットの方法には間違いなく困ることはないと確信しました。
興味のある方はぜひ一度、手にとって読んでみてくださいね!
今回紹介した本はこちら↓
最後まで読んでいただきありがとうございました!