好きなことを全部仕事にする方法は?『マルチ・ポテンシャライト』から学ぶ【書評】

将来「なりたいもの」をひとつに選べない…

悩む女性

好きなことは全部やりたい!

悩む女性

あなたはこんなふうに、 「やりたいことをひとつに絞るのはイヤだ」 という考えの持ち主ではないでしょうか?

しかし、やりたいことをいくつもこなすと、

  • どれもこれも中途半端に終わってしまうのではないか?
  • 一生食べていくのは難しいのでは?
  • いつまでも一流にはなれない?

など不安に襲われることもあるでしょう。

 

こんな方に、とにかく読んでほしい超おすすめの本が『マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』です!

この本の結論は、 「やりたいことをひとつに絞る必要はない」 であり、 これからは複数の転職が見つかる時代 であるという、やりたいことが多い人に嬉しい答えが書かれています。

 

この記事では、『マルチ・ポテンシャライト』の中から以下をご紹介します。

  • マルチ・ポテンシャライトとは?
  • マルチ・ポテンシャライトの持つパワー
  • マルチ・ポテンシャライトが幸せに生きるコツ
  • マルチ・ポテンシャライトの種類

 

マルチ・ポテンシャライトは、好きなことをいくつもこなして仕事をする人たちです。

ぜひ、そんな人たちの働き方や能力を知って、好きなことを仕事にしていきましょう!

好きなことを仕事にする「マルチ・ポテンシャライト」とは?

マルチ・ポテンシャライトとは、本書のなかで以下のように定義されています。

マルチ・ポテンシャライト:さまざまなことに興味を持ち、多くのことをクリエイティブに探求する人。

 

すっちー

潜在能力(ポテンシャル)を持っている人という意味で、著者が造った言葉です

似た意味の言葉には、ゼネラリスト、ルネサンス人といったものがあります。

器用貧乏にならない?マルチ・ポテンシャライトの仕事に活かせるスーパーパワー

マルチ・ポテンシャライトは、以下の5つのスーパーパワーを持っていると著者はいいます。

  • アイデアを統合できる
  • 学習速度が速い
  • 適応能力が高い
  • 大局的な視点を持っている
  • さまざまな分野をつなぐ「通訳」になれる

アイデアを統合できる

マルチ・ポテンシャライト複数のコンセプトを組み合わせ、新しい物を生み出すことが得意 な傾向にあります。

たとえば本書では、ブルックリンの「トゥイッグ・テラリウムズ」という”生きた立体アート”を専門に扱っている花屋が紹介されています。

 

ガラス瓶や花瓶に、花や多肉植物、小さなフィギュアなどを配置した”花”としても”アート”としても楽しめる作品。

これは、「花(生け花)の知識」と「アートの知識(才能)」がかけ合わさったからこそできた作品といえます。

 

アイディアを統合すれば、オリジナリティあふれる「何か」が生まれますよね。

この能力を活かせば、問題にぶつかったときに オリジナリティあふれる解決策で対処できる かもしれません。

 

独創的な解決策を思いつくには、活用できるさまざまな「視点」を持っている必要があります。

マルチ・ポテンシャライトのように、多様な知識と視点に興味を持っていると「問題を解決する多彩な顔ぶれ」そのものになれます。

学習速度が速い

マルチ・ポテンシャライトがあっという間にスキルを習得できる理由は、大きく3つあります。

  1. 初心者になるのはどんな気分か理解している
  2. 魅力を感じることには、熱心に取り組める
  3. 他のスキルを応用して使える

 

新しい何かを始めるとき、人は不安を感じたりどうすればいいのかわからず困ってしまうことが多々あります。

しかし、マルチ・ポテンシャライトは、さまざまなことにチャレンジしていくため、 初心者になることに慣れている 傾向があります。

 

さらに、持ち前の好奇心旺盛な性格と、他のスキルをすでに習得しているというポテンシャルから、新しいことにもスムーズに学習が進みます。

よって、マルチ・ポテンシャライトは学習能力が高く、すばやくスキルを習得できるんですよ。

適応能力が高い

マルチ・ポテンシャライトは、さまざまな状況や役割を楽しめる人が多く、適応能力が高いです。

これからの時代、雇い主やクライアントのニーズにあわせて、多彩なスキルを活かせるのはあなたの「強み」になります。

 

また、複数の収入源を持てれば、ひとつの仕事にとらわれずリスクの分散を叶えらるでしょう。

ビジネス誌『ファスト・カンパニー』の編集長で取締役のロバート・サフィアンは言う。不安定な経済において成功するカギは、「不安定さを受け入れ、キャリアやビジネスモデルや前提条件を修正することを受け入れ、むしろそれを楽しむような考え方」をすることだ、と。

大局的な視点を持っている

物事を大局的にとらえるマルチ・ポテンシャライトは、ブレインストーミングをしたり、壮大なプロジェクトを思い描いたり、物事を改善する方法を考えることが好きです。

 

視野が広いため、ひとつの分野を深く理解しているスペシャリストたちが見逃しがちな、システム全体の問題に気付けます。

スペシャリストも必要ですが、 全体を俯瞰し、問題を総合的に考える能力 もまた必要。

 

職場で自分の能力を発揮したいなら、アイデアや意見に耳を傾けてくれる職場で働くのがおすすめです。

さまざまな分野をつなぐ「通訳」になれる

マルチ・ポテンシャライトは、 人と人が互いに理解し、つながりあうのをサポートする のも好きです。

多彩な経験があるからこそ、さまざまな分野の人とつながれますし、好奇心が強いので聞き上手でもあります。

 

マルチ・ポテンシャライトにとって嬉しいのは、夢中になっていることについて誰かと盛り上がれることです。

そして、いろんな人たちの間に入って通訳し、みんながつながり合えるような橋渡しをすることができる、そんな素敵な人物なんですよ!

マルチ・ポテンシャライトが、好きなことを仕事にして幸せに生きるコツ

マルチ・ポテンシャライトが数々の職業で成功できる上に幸せに生きるには、いったいどうすればいいのでしょうか?

著者が「幸せで経済的にも恵まれている」と自認するマルチ・ポテンシャライトへの調査と取材によると、彼らにはいくつかの共通点がありました。

 

それが、以下の 3つの要素を満たすライフプランを設計していた ことです。

  • お金
  • 意義
  • 多様性

 

充実感をもたらしているのは仕事だけでなく、 「お金」「意義」「多様性」の3つの要素をひとつの仕事に見出したとき だったのです。

 

それぞれの要素を満たすための方法は、本書の中に詳しく書かれています。

ここでは、一部をピックアップしてご紹介します。

  • お金は必要だが、いくら必要かは人によって大きく違う
  • 人生設計をするときは、自分の経済的ニーズ、目標、価値観、状況を知ることが大切
  • 意義を感じられる手段のひとつは、自分の「なぜ」を知ること
  • 取り組んでいるプロジェクトや分野がさまざまな分野にまたがって入ればいるほど、心を満たすために活動を増やす必要はなくなる

マルチ・ポテンシャライトの種類

好きなことを全部仕事にし、理想的な働き方をするマルチ・ポテンシャライトは、以下の4つのワークモデルを採用しています。

  • グループハグ・アプローチ
  • スラッシュ・アプローチ
  • アインシュタイン・アプローチ
  • フェニックス・アプローチ

 

この記事ではそれぞれの特徴を簡単に説明します。

グループハグ・アプローチ

グループハグ・アプローチは、 ひとつの多面的な仕事またはビジネスに携わることで、多くの役割を担い、いくつもの分野を行き来できるタイプ です。

  • さまざまな能力を求められる、多面的なプロジェクトが好き
  • お金のためにしていることに自分のすべてを反映させたいと思う
  • バラバラのプロジェクトを多く抱えると、心の余裕がなくなる
  • 「ある分野に専念していても、それが自分の仕事全体に貢献している」と思えるような働き方が好き

 

上記に当てはまる人は、グループハグ・アプローチであるといえます。

スラッシュ・アプローチ

スラッシュ・アプローチは、 パートタイムの仕事やビジネスをいくつか掛け持ちし、その間を日常的に飛び回るタイプ です。

  • まったく違うテーマを頻繁に行き来するのが好き
  • 専門的、ニッチなテーマに魅力を感じることが多い
  • 自分が情熱を感じるものを組み合わせて、サービスに組み込むことにはあまり関心がない
  • 安定よりも融通がきくことを重視する

 

上記に当てはまる人は、スラッシュ・アプローチであるといえます。

アインシュタイン・アプローチ

アインシュタイン・アプローチは、 生活を支えるのに十分な収入を生み出し、ほかの情熱を追求する仕事かビジネスにも携わるタイプ です。

  • 融通がきくことよりも安定を重視する
  • 仕事は楽しい方がいいが、一番大切なことでなくても構わないと思っている
  • 心惹かれる趣味を楽しんでいるとき、喜びや意義を感じる
  • あまり儲からないことを追求したくなる

 

上記に当てはまる人は、アインシュタイン・アプローチであるといえます。

フェニックス・アプローチ

フェニックス・アプローチは、 ある場所で数ヶ月、数年働いたあと、方向転換して新たな場所でキャリアをスタートさせるタイプ です。

  • かなり長期に渡って、物事に熱中する
  • 新しい分野に移りたくて仕方なくなる頃には、何ヶ月も過ぎている
  • あるテーマに入り込むのが好き
  • 1日がそれほど多様性に満ちていなくても、満足できる

 

上記に当てはまる人は、フェニックス・アプローチであるといえます。

 

それぞれのワークモデルの働き方や生き方のポイントは、本書にとても詳しく書かれています。

もし興味のある方は、ぜひ本書を手にとって確認してみてください。

知っておきたい「好きなこと」と「できること」を仕事にすることについて

ここまで「好きなことを全部仕事にすること」について説明をしてきました。

好きなことを仕事にできるって素敵ですし、幸せになれる気がしますよね。

 

しかし、 好きなことを仕事にするだけが、幸せにつながるとは限りません。

これは東進ハイスクールでおなじみの林修先生の働き方から言えることでもあります。

 

林先生は、「やりたいこと」ではなく 「自分にできること」で仕事を選んだタイプの人 です。

自分にできることから仕事を選んでいる人もいるのか

悩む女性

と、少しでも頭の片隅に入れておくと、あなたのキャリアに幅ができるかもしれませんよ。

好きなことを全部仕事にする方法まとめ

マルチ・ポテンシャライト 好きなことを次々と仕事にして、一生食っていく方法』から、好きなことを全部仕事にする方法をご紹介しました。

少しでも参考になる部分があれば幸いです。

 

やりたいことをひとつに絞る必要はなく、マルチ・ポテンシャライトが持つパワーを活かせば、複数の天職が見つかります。

  • アイデアを統合できる
  • 学習速度が速い
  • 適応能力が高い
  • 大局的な視点を持っている
  • さまざまな分野をつなぐ「通訳」になれる

 

上記5つの強みを活かして、 器用貧乏ではなくどのスキルも使いこなせる人材 になってみませんか?

今回紹介した本はこちら↓

 

 

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すっちー

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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