相手を思うままに行動させる!?|『人を操る禁断の文章術』(DaiGo)【読書感想・書評】

この記事では、DaiGoさんの著書『人を操る禁断の文章術』の紹介、読んだ感想をまとめています。

『人を操る禁断の文章術』は、様々なブロガーさんがライティングスキルを磨くために紹介されている有名な本です。

すっちー

私も他のブログで紹介されていたのを見て購入しました!

だいぶ前に本書を購入してブログの記事を書いている私ですが、いつ読んでも本書の内容は役に立つことばかりでぜひあなたにも知ってほしいと思い記事にしてみました!

ブログ運営などでライティングスキルを身につけたい方には必見の内容になっていますので、この記事でその魅力を紹介していきますね。

『人を操る禁断の文章術』をオススメしたい人

人を操る禁断の文章術』は以下に当てはまる人にオススメだと思っています。

  • ブログなどで文章を書いている人
  • キレイな文章よりも、人の心を動かす文章が書きたい人
  • 自分の書く文章に自身がない人

ある程度の執筆力、文章力は生きているうちに学ぶことができますが、人の心を動かす文章を教わる機会はまずないですよね。

私も正直、まだまだ人の心を動かす、人の心に刺さるような文章が書けるようになったとは思っていません。

本書は人の心を動かす文章を書こうと思うきっかけを与えてくれるのと、具体的な文章の書き方が紹介されています。

メンタリストとして活躍しているDaiGoさんの著書ということで信憑性はかなり高いかと思います。

『人を操る禁断の文章術』の構成

本書は以下の4章で構成されています。

  1. 文章が持つ力は(無限大)
  2. 「書かない」3原則で人を操る
  3. 人を動かす7つの引き金で、何を書けばいいかもう悩まない
  4. あとは、5つのテクニックに従って書くだけ

大きな章は上記の4つですが、各章の中でさらに細かく分かれていますね。

構成からも分かりますが、「3原則」や「7つの引き金」「5つのテクニック」など具体的な数が書かれています。

始めにどのくらいの内容が学べるのかがわかっているのは1つの指標になるのでありがたいですよね。

また、目次のタイトルがまさに惹きつけられる文章になっていると思いませんか?

「人を動かす7つの引き金で、何を書けばいいかもう悩まない」「あとは、5つのテクニックに従って書くだけ」など、読者が読む気になったり書くのが簡単であると思わせる文章になっていますよね!

すっちー

目次からDaiGoさんのライティングスキルの高さが滲み出ています!

『人を操る禁断の文章術』の魅力

ではさっそく、『人を操る禁断の文章術』の魅力を紹介していきます。

本書の中から”「書かない」3原則で人を操る”を見ていきますね。

人を操る文章の共通点がわかる

DaiGoさんは、人を操る文章の3つの原則として以下を紹介しています。

  1. あれこれ書かない
  2. きれいに書かない
  3. 自分で書かない

なんだかどれも文章を書く上で重要な要素のように思えますが、上記の3つが読み手の心を自在に操る文章を書く際の心構えになるんです。

すっちー

少し「読み手の気持ち」を考えれば上記の原則の意味もわかってくるんです!

1.あれこれ書いても人は動かない

1つ目の原則である「あれこれ書かない」は、あえて短い文章で相手の想像力を利用して行動に導くというテクニックになっています。

人は、受け取った情報が足りないときは頭の中で想像や予測で判断する習性があります。

文章を書くときに、あえて情報量を少なくすることで読み手の想像力を利用することができるんです。

すっちー

読み手が想像しやすいようにあえて「隙」や「余白」を作るんですね!

あれこれ情報を詰め込むのではなく、文章の書き方のポイントは「この文章を読んだとき、相手にどんな行動をしてほしいか」で考えること!

最低限のポイントを押さえておけば、読み手の心は動かすことが可能なんですね。

2.きれいな文章が心に刺さるとは限らない

2つ目の原則である「きれいに書かない」は、当たり障りのない文章ではなく、個人的な思いや背景を盛り込む文章を書くテクニックになっています。

DaiGoさんはきれいな文章の例として以下をあげています。

例えば便箋に、

冷え込む季節になりましたが、お元気にお過ごしでしょうか。

さて、この度は、田舎で有名な漬物をお贈りいたしました。

末筆ながら貴社の更なるご発展ご繁栄を心よりお祈り申し上げます。

のような、「時候の挨拶」から始まるお礼状を綴り、贈り物を添えて送ったとしましょう。受け取った側の心に、その文章は残っているでしょうか?(p.65)

お中元やお歳暮なんかでよく見るような文章ですが、絶対に贈り手の気持ちは心に届いていませんよね?

むしろ何も考えていないんじゃないかとさえ感じてしまいます…。

DaiGoさんが逆に、印象的に感じた贈り手の言葉が以下になっています。

「これ、作家の佐藤優も使っているらしいよ」

これは、先日、仲の良い読書家の友人から「書見台」をプレゼントされたとき、添えられていたひと言です。(p.66)

時候の挨拶に比べるときれいな文章ではありませんが、圧倒的に印象的な文章ですよね。

実際、DaiGoさんの興味に刺さる一行になっています。

 

DaiGoさんは「きれいな文章を書かなくてはいけない」と気をつけるばかりでは、自分の感情を抑えてしまうと言います。

こちらが感情を抑えてしまうと、鏡のような効果を生んで相手の感情も押さえつけてしまうんです!

すっちー

ブログはなおのこと、感情を押さえつけてはいけませんよね!

相手の心に届く文章のポイントは「相手に話しかけるように書くこと」、これはブログを書いているとよく聞くテクニックですよね。

3.書くべきことは相手の心の中

3つ目の原則である「自分で書かない」は、相手のことを考えた文章を書くテクニックになっています。

私が書かないで一体誰が文章を書くの!?と読んだ当初は思っていましたが、その真意は書くべきことは相手の心の中にあるからそれを文章に起こせばいいということでした。

ブログやアフィリエイトではよく「ペルソナを設定して書く」というテクニックを聞きますが、これに近いものでありますね。

誰が自分が書いた文章を読むのかを考えて練った文面は、考えて練っていない文章との仕上がりに大きな差を生みます。

文章を書く前に、私たちがやるべきことは「読み手の心を読む」ことなんですね!

文章が上手くなりたいと考えたときに、ついライティングスキルの向上ばかりに捉われがちですが、誰のために何を書くのかを明確にすることを意識していきましょう。

 

以上が、『人を操る禁断の文章術』で紹介されている人を操る文章の3つの原則でした。

もっと内容を詳しく知りたい方やその他のテクニックを知りたい方は、ぜひ本書を手に取ってみてくださいね。

おわりに:本書を読んだらさっそく実践あるのみ!

DaiGoさんの著書『人を操る禁断の文章術』の紹介、読んだ感想をまとめていきました。

本書の魅力が伝わっていれば幸いです!

『人を操る禁断の文章術』はライティングスキルの基礎をしっかり学べる良書になっていますので、ブログ初心者はもちろんある程度スキルが身について方でも初心をしっかり思い出すことができます。

「誰のために何を書くのか」という大事な原則をしっかり学んで、あなたもライティングスキルを身につけちゃいましょう。

今回紹介した本はこちら↓

すっちー

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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