「おもいだした?」忘れるなんて許されない|『冷たい校舎の時は止まる』(辻村深月)

この記事では、辻村深月さんの著書『冷たい校舎の時は止まる』の紹介、読んだ感想をまとめています。

こんにちは、すっちー(@succhi104)です。

今回は辻村深月さんの『冷たい校舎の時は止まる』を紹介したいと思います。

私はコミック版を読みましたが、小説の原作もありますので文章を読みたい方はぜひ小説版を!

『冷たい校舎の時は止まる』はこんな方にオススメの小説ですよ┌|∵|┘

  • 辻村深月さんの作品が好きな人
  • ミステリーが好きな人
  • 青春ものが好きな人
  • 現役高校生

『冷たい校舎の時は止まる』本の概要

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう―。第31回メフィスト賞受賞作。

(引用:「BOOK」データベース)

引用は小説版のものを載せました。

冷たい校舎の時は止まる』の原作は2007年8月11日に出版されており、コミック版は2012年9月14日に出版されました。

本書は辻村深月さん作品の中でも、第31回メフィスト賞を受賞している有名な作品です!

母親は小説だと思って間違えて購入してきましたが、小説は黒の表紙の方でコミック版は白の表紙になっております(笑)

ストーリーは同級生の自殺をきっかけに、時間の進まない校舎に閉じ込められた高校生8人の記憶や思いが描かれたものとなっています。

それぞれの思いや過去の記憶には衝撃的な事実もあり、読み進めているうちにワクワクしました!

コミック版ということもありサクサク読むことができましたね。

原作ではどのような描写で描かれているのか非常に気になりました。

すっちー

グロテスクな表現はほとんどなく、読後感が良い作品でしたよ!

小説版はこちら↓

辻村深月さんの著書紹介

辻村深月さんの有名作品は数知れずありますが、私が読んだことがあるのはかがみの孤城くらいかもしれません。

かがみの孤城』は第15回本屋大賞を受賞しているのでかなり有名かと思います。

その他にも『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞受賞、『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞受賞など様々な賞を受賞しています。

母親から『光待つ場所へ』『きのうの影踏み』を借りているので、これを機に他の作品も読んでみようと思います…!

すっちー

『かがみの孤城』もとても素敵な作品なのでオススメです!

『冷たい校舎の時は止まる』感想

高校生8人の過去が一番の見所!

本作で一番の見所が高校生8人それぞれの過去です。

過去に嫌なことがあったりや悩んだことって誰しもありますよね?

恋愛、いじめ、家族、性格など人とは違う部分やコンプレックスが、想像以上に人生を大きく変えていきます。

本作に登場する高校生たちも例外ではありません、そして過去との対峙が本作のキーワードになっています。

過去の悩みに直面した時、登場人物たちは何を思い、どう行動するのか。

ぜひじっくりと読み込んでほしいなと思います!

すっちー

それぞれの思いに胸がグッとくるシーンがたくさんあります!

8人を閉じ込める黒幕は誰なのか、ミステリーの醍醐味を味わう!

ある日、いつも通りに登校した高校生が校舎に閉じ込められてしまう…。

こんなことは一体誰がしたのか?黒幕の目的は?

最後に謎が解けた時、黒幕の真意がわかった時の楽しさはミステリーならではの醍醐味ですよね。

もしかしたら本書を読んで涙する人もいるのではないでしょうか?

そのくらい最後のシーンは感動する内容でしたよ!

登場人物たちの感情が巧みに描かれている絵がいい!

小説とコミックの違い、それは絵の有無ですよね。

コミック版では小説と異なり登場人物たちの感情がしっかり描写されています。

ミステリーは普段の楽しそうな高校生の表情から、一気に恐怖や驚きの表情に変わるので見応えがありますよね。

漫画を描いている新川直司さんの絵がステキなところも魅力のひとつになっていると感じました。

コミック版を読んでみたい方はぜひ登場人物の表情に着目してみてくださいね!

おわりに:話題のミステリーはコミックで読んでも楽しめる!

辻村深月さんの著書『冷たい校舎の時は止まる』の紹介、読んだ感想をまとめていきました。

少しでも本書に興味を持っていただけたら嬉しいです!

辻村さんの作品は人を選ぶというのを耳にしていたのですが、私は結構好きだな〜と思いましたね!

少し暗め、ダークな感じのお話が好きな方はピンとくるのではないでしょうか。

まだまだ辻村さん初心者の私ですが、今後も作品を少しずつ読んでいきたいなと思います。

今回紹介した本はこちら↓

すっちー

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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