前回の『GOSICKⅢ –ゴシック・青い薔薇の下で–』(桜庭一樹)を読んだ感想。大人気ミステリーシリーズに続いて、 この記事では、森博嗣作品・Gシリーズ第5作『λに歯がない λ HAS NO TEETH』の感想をまとめていきたいと思います。
久しぶりに森博嗣先生の小説の感想を書く気がするな〜。
本当はシリーズすべての感想を書けたらいいのですが、なかなか書けずにつどつど更新になってしまいます(;´∀`)
まったりネタバレしないように書いているので、よろしくお願いします。
Gシリーズとは?
まずもってGシリーズとは一体何なのか?という説明を少し加えたいと思います。
Gシリーズとは、森博嗣先生の推理小説のシリーズのひとつのことです。
このGシリーズ以外にも、S&Mシリーズ・Vシリーズ・四季シリーズなどたくさんのシリーズが存在します。
これらのシリーズは世界観がつながっているので、それぞれのシリーズごとに区切りはありますが、「森博嗣の推理小説」という長編小説を読んでいる気分になります!
ミステリーか…何だか難しそうで読む気にならないんだよね
トリックのことを考えると難しいかもしれないけど、森先生の描くキャラクターたちはキャッチーで面白いから読みやすいよ!
各シリーズの時系列は以下のサイトで詳しくまとめられているので、私もよく参考にしています!
人物の誕生・年齢や人物の関わりについては、下記のサイトで丁寧に説明が入れられています。
もしかしたらネタバレにつながるかもしれないので、見るのは自己責任でお願いします。
S&Mシリーズの第1作『すべてがFになる』の感想を過去に書きましたので、興味がありましたらぜひ。
Vシリーズの第10作『赤緑黒白』の感想はこちらです。
『λに歯がない』のあらすじと感想
完全に施錠されていたT研究所で、四人の銃殺死体が発見された。いずれも近距離から撃たれており、全員のポケットに「λに歯がない」と書かれたカードが入っていた。また四人とも、死後、強制的に歯を抜かれていた。謎だらけの事件に迫る過程で、西之園萌絵は欠け落ちていた過去の大切な記憶を取り戻す。(参照:裏表紙)
研究の関係でT研究所を訪れていた山吹と海月が事件に巻き込まれます。銃殺された四人は研究所とは関係のない謎の人物。
「λに歯がない」と、またもやギリシャ文字が書かれており、一連の事件に関わりがある予感。
そして四人の死体のすべての歯が抜かれているという事実が怪奇・恐怖を煽ります…。想像しただけで背筋がゾワっとします((((;゚Д゚))))
読んでいて思ったのは、この作品は山吹、海月、恵美よりも萌絵の出番が多かった!事件を解いていくのも萌絵でしたね。
まるでS&Mシリーズを読んでいるような気分になれました(^ω^ )
S&Mシリーズを読んだことがある人には懐かしさを感じること間違いなしですね。
肝心のストーリー・事件のトリックですが、今回のトリックには驚きました!
大局的な視点、広い視野を持っている人なら、読み進めているうちにトリックに気づくのかもしれませんね。
私にはまったくわかりませんでした。あんな発想はできないって感じです!
ネタバレになってしまうとミステリーは面白くないので、多くは語らないようにします。
萌絵や恵美たちの会話のテンポもいつも通りよくて、真賀田四季と事件との関連性も徐々に進展が見られ、このGシリーズの結末がより一層楽しみになりました。
おわりに:ずっと読んでても楽しい作品!
『λに歯がない λ HAS NO TEETH』を読んだ感想や、森博嗣先生のシリーズについてざっくりまとめていきました。
S&Mシリーズ、Vシリーズ、Gシリーズと読んできて、この作品で25作目になるのかな?
25作まで読んできても、やっぱり森博嗣先生のミステリーは面白い。
世界観にハマるとはこのことなんだなーと思いました。
ミステリーが好きな人もそうでない人も楽しめる作品だと思いますので、興味がわいたらぜひ手に取っていただきたいと思います!
今回紹介した作品はこちら↓
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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